2010年03月17日

Re:ブート・Re:スタート・Re:ボーン

焼津からの帰路です。22:03

電車の時間をよみ間違えて、豊橋から新幹線です^^;

土日感が漂いますが、今日は火曜日なんですね(TT)今日中には帰れませんが、日付が変わって間もない頃には着くでしょう。


・・・代表が死んで無くなってしまう事業とは、結局社会で必要とされていないのではないか。
社会に必要な事業であれば、代表個人の死くらいで無くなってはいけないのではないか。(それほど重い)

そう思って、悲しみを乗り越えてこそだと思うのです。

その乗り越えようとする現場に参加してきました。

故人の志が伝わってなかったら、このモチベーションは生まれてこないでしょう。
それぞれがそれぞれのリスクを負いながらこの場に集まり、ひとつの事業を推進しようとしています。

今月から再始動するこの事業が、この先どうなっていくのか。
当事者として参加し、また観察者として、事情の許す限り見守っていきたいと思います。



帰りました。0:25


明日というか今日は平野区役所で能のワークショップがあり、ちょっとだけお手伝いすることになってます。
8月1日には私が理事をつとめますNPO法人カエパスのイベント「なにわ芝能」が平野公園で行なわれることもあり、このところ平野区にはご縁が続いています。


能は670年続いてきたといいますよ。
何度の危機を乗り越えてきたのでしょうか。
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2010年03月14日

お出かけ前に

100314_1204~01.JPG焼津に着きました。23:02

・・・寒い^^;思わずマフラー巻きました。一応持ってきてました。


今日出かける前に一仕事してきました。

大阪・八尾市役所の1階ロビーでは、明日15日から「春の祭典」なる展示がされます。
八尾市内で活動する多くの市民団体が一堂に会し、活動内容を紹介するイベントのようです。

・・・すいません、ちゃんと理解していません^^;

急きょ参加が決まった高安ルーツの能実行委員会も展示に参加しています。

レタリングのまねごとを下書きなしでやりました。
手作り感があっていいですよね! ねっ!


ちょっと説明不足な感がありますが^^;まぁ細かく書くよりも写真を見てもらうのが一番ですよね! ねっ!



・・・よかったらぜひご覧ください。

実行委員も募集中です。


よろしくお願いします。
posted by とっきー at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

焼津へ・・・

約2ヶ月振りに焼津へ向かいます。

15、16の滞在予定です。

今頃焼津は暖かいのでしょうね。
服装がわからないのでどうにでもなるような格好にしました。

三種の神器(携帯・青春18切符・柿ピー)を携えて、いざ。
posted by とっきー at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2010年03月09日

ご縁は続くよどこまでも

先日、久し振りにお会いした方に文庫本をいただきました。


前職の保険営業時代のお客様で、大変穏やかなお人柄の素敵なご婦人です。
以前ひょんなことでご連絡いただいて以降、私の転身を喜んで下さって、八尾高安のしおんじやま芝能には第一回からお越し下さってます。


横浜公演の前日、中華街で宴たけなわのころに電話をいただき、お誘いいただきました。


いろんなことに興味を持たれる好奇心旺盛なその方は、そのゆったりとした雰囲気からは想像もつかないほどの活発さを発揮されます。
前職でご自宅にお邪魔した際、普段は保険の営業などお部屋に通すことは有り得ないとおっしゃりながら、私ともう一人、一緒に訪問していた同僚に限っては何故か通していただき、その時に凝っておられたオカリナやバルーンアートを教えていただくなど、ずいぶん喜んで受け入れて下さったのでした。

バルーンアートは作り過ぎて、同僚と分けても大きなビニール袋2袋分を持ち帰ることになり、スーツ姿の一見まじめに見える私が満員電車の中、巨大な、透明で中身丸見えの袋2つをぶらさげて帰ったのを今も懐かしく思い出します。
内心可笑しくてしょうがなかったんですが、そこをこらえてツンと澄ますのが私です^^
そういう時に限って滅多に会わない知り合いに出会い、滅多に会わないだけに不思議そうな顔をされ言葉少なく別れたのは、今周りに人がいなければ泣きながら笑い転げるところです。
私は澄してますが、皆さんは遠慮なくどうぞ^^


さて、その方にいただいた文庫本というのが、平岩弓枝さんの短編集「ちっちゃなかみさん」です。


齢40にしてはじめて平岩弓枝さんの本を手に取りました^^;
国民的作家でありながら、これまで読ませていただいたことは一度もありません^^;

本を下さったご婦人は、収録されている中に「猩々乱(しょうじょうみだれ)」というお話しがあり、能に材を取った内容だったからということで、私のためにわざわざ余分に買い求めて下さったのでした。


その方とはお茶をしながら3時間はお話ししたでしょうか。いろんな話を楽しみました。

途中で、お知り合いという方がたまたま隣りの席につかれ、まぁ久し振りなんて話をされているのを微笑ましく見ていましたが、その相手の方に何故か見覚えがあり、記憶をたどるのにしばらく考え込んでいると、会話の中に「市役所」と聞こえハッとしました。

前々々職と前々々々職にまたがる補償コンサルタント時代にお世話になった市の課長さんでした^^;

前々々々職では一調査員、前々々職では調査報告をし助言申し上げるコンサルタントとして、私の職歴の中では最長の期間を過ごしたその中でも、特にお世話になったクライアントでした。

ご紹介いただく段になって私から「よく存じ上げております」とお伝えすると一瞬不思議そうなお顔をされましたが、元の所属会社の名を出し、下水道工事の関係の事業損失調査で大変お世話になりましたとお話しすると、私のことも思い出してくださり、しばらくお互いの共通ワードで盛り上がりました。

ご婦人はキョトンとされていましたがすぐ何かに納得され、「これもご縁なんですね」と嬉しそうにおっしゃいました。



・・・そういうシチュエーションの中いただいた、平岩弓枝さんの本。


まだ読み始めですが、すぐにこれが

「私に足りなかったもの」

とわかりました。

この本は、江戸時代の風俗を背景にした人情話が集められたもののようです。
最初の1話「ちっちゃなかみさん」ですでに泣きそうになりました^^;

これまで読んだ何話かは、どれも婚期を逃したという20代後半の女性(当時の基準で)の心理が中心となっています。

チャキチャキと立ち働く反面様々に悩み葛藤する女性達の様子が人間の善意に基づいて描かれていて、読後に残る爽やかさもさることながら、私にとってはその女性達の心理そのものが今更ながらの発見であり、その心の動きと大団円に「人情」を感じました。

「人情」・・・

しばらく忘れていた、懐かしい感じがしました。


こんなことを書くと「そうそうお前には人情が足らんよ」と、どなたかが笑ってそうですが・・・^^;
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2010年02月27日

四十の夜

昨夜は、高安ルーツの能実行委員会の会合がありました。

先日の横浜講演の反省をはじめ、今年11月に予定している第三回しおんじやま芝能に向けての話などがありました。
年を重ねるごと、少しずつ取り組みのスケールが大きくなってきています。
必要以上に急がなければこの取り組みは、大阪・八尾に縁のある方々には50年、100年と残る意義深いものとなるでしょう。
八尾に住う方々の心の拠り所となり、ひいては日本文化の奥深さ、伝統の、続いてきたことのすごさ、素晴らしさを再発見する契機となれば、これに過ぎたるはありません。
それには私自身がもっと研鑽を積まなきゃですが^^;


そのあと、実行委員の一人である能楽師・山中雅志師と2人で山中師の地元・西田辺で一杯。


山中師が先日行ったオープンしたてのホルモン焼き屋に、まだ名刺を置いてきてないということで、今日はその店に向かいました。

・・・華やかな芸能の世界といえど、このような地道な活動を続けているのが山中師です。

彼は年齢からすれば私よりかなり下ですが、能に対するひたむきさ、真剣さ、未来をどうにか切り開こうと活動し続ける姿勢は尊敬に値します。
泥臭いことも厭わず率先して取り組む姿に、いつも勉強させていただいてます。


暖簾をくぐると先日訪れた際にいらしたという近所の若いご夫婦と再会し、ちょうど山中師の話をしていたところだと嬉しいことを言ってくださる中席に着きました。


再会をずいぶん喜んで下さったご夫婦と色々お話しさせていただきました。

同席した私としても、少しでも能に興味をもっていただこう、できれば上演の機会に足を運んでいただこうと、私の思う、今この時代に伝統文化に触れる大切さを私の言葉でお話しさせていただきました。
途中で時間切れで慌てて地下鉄の駅に走りましたが^^;

梅田着、12時過ぎ、門戸厄神までいく電車に間に合う急行に届かず、私の誕生日も終わりました。
さっきまでの勢いが残っているのか、妙な高揚感のなか西宮北口で降り、終電が出たあとの宝塚行ホームを尻目に、何故か自然とわいてきたa〜haの「Take on me」を口ずさみながら、雨の夜道を歩いて帰りました。



これといって誕生日らしくない一日。

子供の頃のワクワク感を再現するのは難しいけれど、最近の私の置かれる状況が物事の本質を目の当たりにする現場が続いていることを思うと、私の人生もそれなりに前に進んでいるんだなと、ホロ酔いの頭でそう感じました。



本質を見抜く。

私の人生のテーマのひとつを、改めて意識しました。
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2010年02月25日

ふとふと

光が「粒子と波の特性をあわせもつ」というのは、未だにその本質を掴みかねているゆえの、仮の表現じゃないのか。
一言でコレといえないもどかしさがあり、まだ自然の正体を見抜けていない現時点の人類の、いわば限界を示すひとつではないか。


自然という言葉に様々な意味があることは、それが高次にあることを示すんじゃないか。


ひとつの対象でありながら複数の性質を持つことを一言で言い切れない「光」と、ひとつの言葉ながら多様な意味をもち、それでいてどれを取っても同じ言葉に還元される「自然」とがふとした時に頭に浮かびました。


最近仕事で何故か地番図のCADデータなどを見てますが、ヒトの仕業である区画割が隙間なく面積を埋め尽くしているかと思えば、山間部にはそれが及ばず、いつか区割も立ち消えて、広大な、巨大なものに飲み込まれていく・・・。


人智の及ぶ限界の、その境界を見る思いがして、今日もマウスを止めて瞑想にふけるのでした・・・。



仕事しよ。もうすぐ40だし・・・。
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2010年02月18日

ふと

時間はホントに「方向」なのか?と疑いました。
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2010年02月11日

TSS とっきーサイド・ストーリー

ピクチャ0002.JPG100207_1311~01.JPG

この日記は、平成22年2月7日に横浜能楽堂で行われた、大阪・八尾は「高安」と日本の代表的伝統文化である「能楽」との深い関わりを広く知っていただくための市民活動イベント「高安ルーツの能鑑賞会」を、一関係者の視点で書いた独善的レポートです。

あくまで一方向からの内容ですので、より深くお知りになりたい場合は、この日記と併せて当日参加した「高安ルーツの能実行委員会」ほか関係者の、他方向からの記事を検索の上お楽しみください。(あえてご案内はいたしませんが^^)



土曜日、横浜にやってきました。

途中雪でどうなることかと心配しましたが、それが嘘のような富士のたたずまいに、いろんなことが応援してもらえてるようで、不安ながらもどうにかなるさと、開き直れもするのでした。


能のパネルディスカッションのために先生方と打ち合わせ、その後中華街で会食しました。


カゼを引きずってて咳が止まらず、翌日しゃべらなきゃいけないのにどうしたものかと^^;
アルコールが足らないからだというアドバイスの中、宴会もそこそこに早々にベッドに入りました。

熱もあったのか、翌日の仕切りをどうしようかと考えると中々寝付けず、笑いながら能の話をしたかったので、とにかく素人目線の切り口を心掛けようとイメージを膨らましていました。
イメージが持てればそれは「経験」したことになりますから、本番で余裕が持てます。

・・・大阪・八尾の、それも「高安」という一地域の話をわざわざ首都圏(横浜)でやるんだから、こちらの皆さんにとっては「知的エンターテイメント」でなくっちゃ。

私の中でこれだけは決まっていた司会の方針でした。
先生方のお話を受けつつ、とぼけたことを言って笑いながら進行する絵を思い描いてみました。


翌朝、体の芯が冷えてる気がして、布団に潜り込んで温めようという試みから一日が始まりました。
旅先の布団って、私には例外無く温もりが足りません^^;大体寒くて目が覚めます。
毛布が無いのが合わないのかな^^;いつも布団に体温を吸われる感じです。


前日いただいた薬が効いたのか、咳はどうやら収まったようでした。

朝食を摂ったあと、会場に入れる12時まで特にすることがなく、時間がくればこのヒマさが惜しまれるだろうというくらいのんびりと過ごしました。

時間になって、案の定慌ただしくなり、会場の設営を進めながらギリギリまで、より良い展開のヒントを探していました。
パネラーの先生に話しかけお言葉の端にでも何か見えないか、配布資料に目を通し直して見落としてた面白いことはないか、何気ない言葉が主題の理解を深める手掛かりにならないか・・・著名な能楽評論の先生方も来られると聞いていたので、私が前に出て気取ることのないように、それでいてその先生方に笑っていただくことはできないものか、主催者に迷惑をかけない範囲で、また主催者側の一人として任された私の泳ぎシロはどのあたりかと、前日のミーティングと当日の現場の雰囲気を見ながらあれこれ考えました。


開演10分前、そんな考えることをやめて、会を始めることに集中するよう心掛けました。
入場の状況から開始を5分遅らせることを提案し、マイクでアナウンスしました。

同日には会場である横浜能楽堂の自主公演があり、こちらは地下の第二舞台なので間違える方がいてはいけないと思い何度かメイン玄関を見に行きましたが、やはりお客様が戸惑っておられました。会場へご案内しましたが、その方が評論家のお一人とわかってちょっと緊張しました^^;


時間がきて、自分の発声で会を始めることにそれほど抵抗はありませんでしたが、始まってしまうとやり直しがきかない緊張を改めて感じました。


私から簡単に会の主旨を説明したあと、パネラーの先生方をご紹介し、続いてそのお一人、桐蔭横浜大学・今泉先生に講演をお願いしました。

このお話の内容が今日のベースになるため、印象的な言葉、自分の頭にある材料との整合性や違和感、話の流れ、お客様の反応が良いフレーズなど、話のきっかけになりそうなことをチェックしながら拝聴しました。


能楽においては、その長い歴史の中でかつて上演されていた曲が、様々な理由により現在上演されるレパートリー(現行曲)から外されることがあります。
これを「廃曲」といいますが、この中のひとつに私たちが主題としてかがげる八尾・高安を舞台とした曲、その名も「高安」があります。


伊勢物語23段(筒井筒)で語られる内容が能の名曲「井筒」の元になっています。

伊勢物語では、近所の井戸で背比べなどして遊んだほどの幼馴染み同士が年頃になり結婚したものの、妻(井筒の女)の家の財力?に陰りが見え始め、それを機に“男”(在原業平とは書いてない)がよその(財のある)“高安の女”の所へ通い始めたことを仕方のないことと受け入れつつも、身なりを整え化粧して、通っていく男の身を案じる歌を詠みつつ待ち続ける井筒の女を、実はこの日は出掛けるフりで、いつもあっさり送り出す妻を不審がって草影から覗き見ていた男は、その様子にハートをガッチリキャッチされたというお話し。


この辺りが能「井筒」の元になっていますが、実は話には続きがあって、ここから先が・・・そう、廃曲「高安」なんです。



八尾・高安というところは、家の東側に窓を作らない、ということが伝統になっており、確かに古い家屋はみなそうです。

日当たりや急峻な生駒山系からの吹き下ろし、雨風の都合など確かに理にかなっているのですが、地元でそんな理屈は語られていないようです。

『東に窓があると、嫁に行けなくなる。』


こんな都市伝説が、八尾・高安ではまことしやかに、数百年にも亘って語り継がれているのです・・・


キャー



その伝説は、この伊勢物語23段から始まりました。

後半には、ガッチリキャッチで高安から足の遠のいた男を待ち続ける“高安の女”の心情がうたわれます。
「大和人来たる(ヤマトンチュにあらず)」のニュースは地元を沸かせ、高安の女への周囲の期待もあったでしょう。

それがここ最近とんとお見えでなく、たまたまある日、気が向いて男が山を越えて高安の女の家まで来てみると・・・



・・・東の窓から女の様子が見え・・・



・・・自分でおひつからご飯をついでたとさっ!


キャー キャー ャー ー ・・・



って、そりゃ普通でしょっ!

いやいや、当時それなりの身分の方というのは、恐らくお櫃は自分の視界にすら入ることはなかったんじゃないでしょうか。
だから一服盛られちゃうんですね^^;


そばで世話をする人がいるだろうに・・・

最初の頃はそんな油断した姿を見せなかったのに・・・


すっかり興ざめした男は、それ以降「行くよ」といいつつ足を運ぶことはなかったといいます。

高安の女は、そんな男の言葉を信じて、いつまでも待ち続けたとさ・・・。


か、悲しい・・・

悲しくてご飯がしょっぱいよ・・・(自分で盛りました。)



女の子の部屋、覗くのがダメでしょっ!


女の子って秘密がいっぱいなんだから、そんなとこ見ちゃダメーーーーーーっ!


業平め、とんでもないヤツだ・・・(注:伊勢物語には「業平」とはどこにも書いてません)


ここまでで6100字か・・・読んでる人、いるんでしょうか?^^;
書くのにこれまで4日かかってるから、つい長くなっちゃうんですね。いくつかに割ればいいんでしょうか?^^;

・・・構わず続けます^^;
とはいえ、男が女性の生活を覗き見るのは当時の文化ですから、それを今の価値観でどうこう言えませんよね。
ゴメンね・・・業平くん・・・(再注:伊勢物語には「業平」とはどこにも書いてません)


原文で「手づから飯匙とりて」とあるからと言って、「手づかみで」ご飯を盛ったとの伝承もあり、高安の女は今一つ良い印象を持たれていないようです。

そういうこともあってか、能「高安」はいつか廃曲となっていきました・・・。



パネルディスカッションでは今泉先生のちゃんとした「高安」のお話を元に、郷土史研究家の棚橋利光先生、地元をこよなく愛し長年にわたって文化的市民活動に勤しんでこられた坂上弘子先生、そして地元に縁のある能を地元で上演することをとても大切にされている観世流能楽師・山中雅志(まさゆき)先生の4名をパネラーとしたお話しを進行させていただきました。


横浜の皆さんに高安を説明するため、軽トラで一生懸命運んできた地元の風景が描かれた巨大な屏風(「高安の四季」高安悠画会)を前に、身振り手振りを交えて熱心に説明をされる棚橋先生、高安の女の名誉回復をはかるため、市が建てた「手づかみで」と書いた史跡の石碑に対抗して「自分でしゃもじを取って」と表現を改め新たな石碑を建てる市民活動をリードした坂上先生、そして待つ身の井筒の女の確信的な行動(男が見てるとわかってるのでは?)に女の恐さを感じるという山中先生のお話を、時間を気にしながら、主題に関わる言い忘れのないよう進めさせていただきましたが、参加いただきました皆様にはいかがだったでしょうか。

私には本当に収穫の多いお話しで、伊勢物語の世界をより豊かに楽しむには井筒の女サイドの話だけでなく、高安の女の話を知ることで、当時の文化、空気というものがより立体的になって私達に伝わるのではないでしょうか。


廃曲となって久しい、失われた曲「高安」。


これを復活させ(「復曲」)また日の目を見させることは、地域文化の掘り起こしに止まらず、当時をより理解する上で意義のあることだと感じました。


TSS、高安の女サイド・ストーリー


井筒の女サイド(「井筒」)と共に照らしあった時、その真ん中には何が浮かぶのか?

両論併記の時代には、面白いと思いませんか?


1万字が近いので、この辺で。

最後に、今回とても良い経験をさせていただきました。
私のような者を貴重な機会に用いて下さった高安ルーツの能実行委員会並びにNPOカエパスの皆様に心より御礼申上げます。

また最後までお読み下さった皆様、どうしても途中で切りたくなかった私のわがままにお付き合いいただきありがとうございました。
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2010年02月06日

横浜への道

ピクチャ0001.JPG朝から、パネルディスカッションで展示する八尾・高安の風景が描かれた300号の絵画を受け取りに、近鉄服部川駅前へ。

朝食代わりに定番のビスコです。よく昼食にもします。

いい年をしたおじちゃんが駅で赤いビスコの箱を持ってモシャモシャ食べてる姿は、ナウなヤングの皆さんにはどう見えるんでしょうか。

私は気にせず、今日もどこかでモシャモシャしてます。
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2010年02月03日

横浜で『高安ルーツの能』

takayasu_100207.JPG100年の風雪を耐え抜く価値観を見出だしたい、そう思い続けています。

100年から先はまたその時に見出だしてください、とも^^;
その頃にはきっと見直さなきゃいけないでしょうから。

100年前の価値観が、もうとっくに限界を過ぎました。
ここ十数年は、ずっとそのツギハギをやってきたのではないでしょうか。


価値観・・・といいましたが、どちらに向かうのか?という、足元から未来へ伸びる大きな矢印の話なのだろうという気がします。


「西洋に追い付け追い越せ」

とはそういうものだったかも知れません。

「所得倍増」

との掛け声もそうだったでしょう。

「21世紀、明るい未来」

というイメージも、全体を牽引する空気ではなかったでしょうか。
余談ですが、この新世紀に入ってからのイマイチぱっとしない雰囲気は、この「明るい」はずの21世紀が期待外れだったことによる失望感ではないかと個人的には思っています。


22世紀の話をしたい。

明るい、楽しい未来の話がしたいです。
未来は明るい、そう信じて進む自分でありたいです。

・・・そんなの心の持ち方次第でどうにでもなるさ、と私の中のオプティミストが囁きます。


しかしながら、やっぱり未来には不安がいっぱいです。

これから先どうなるかなんて、誰にもわかりません。

似たことはあったにせよ全く同じシチュエーションなどということはなく、時間が流れている以上、常にどの瞬間も「人類未体験」なのは間違いないです。


未体験の未来をどう過ごせばいいのか。


・・・そんなのわかりません^^;
わかれば苦労しないですよね。


でも、わかりたい。私はそう思います。

ならばどうするのか。

・・・ねぇ^^;


今、私が生きているのは、私に繋がる先人達が生き延びてきたからです。
どこかで途切れていたなら私はここにいないはずですよね。

・・・コレッて、成功事例じゃないでしょうか。

昔から見れば、今だって未体験の未来だったはず。
それを乗り切って今に繋げてきた先人達が、何を思い何を大切にしてきたかを知ることは、私達がこれからの未知に向かって行く際の手掛かりになるんじゃないでしょうか。

・・・少なくとも600年以上続いてきた能楽にはそれがあると信じて、それが何かを知りたくて、関わらせていただいてます。


今回は、大阪・八尾と能楽との関わりについて掘り下げる、という取り組みを首都圏(横浜)で行ないます。

いろんな意味があります。
私の思いなど、一側面に過ぎません。

地域の知的資産の掘り起こし、というんでしょうか。

我が町の自慢のタネの発見が、愛郷心へと繋がってほしい・・・そんな思いもあるんです。

いろんな方の、いろんな思いをのせ、間も無く開催されます。


少し学術的なお話しになりそうですが、プレイベントのパネルディスカッションは私が聞き手をさせていただきます。
さて、どうなりますことやら。

―――――


平成二十一年度 文化庁舞台芸術の魅力発見事業

◆ 高安ルーツの能 鑑賞会
開催日時 平成22年2月7日(日) 
     午後5時半開場/午後6時開演
開催場所 横浜能舞台 第二舞台
     横浜市西区紅葉ヶ丘27番地の2
会費   3,000円(税込)
※このイベントに申込みされますと、プレイベントの「高安と能の関わりを探る講座」を無料で聴講できます。
※このイベントへの参加は「高安ルーツの能の会」への会員登録が必要です(登録料・年会費無料)


 解説    「高安と能」今泉 隆裕

 観世流能楽 「弱法師(よろぼし)」
   シテ 生一 知哉 他

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 ◆ 高安ルーツの能 プレイベント

  八尾・高安と能の関わりを探る講座
  〜「高安流」や名作「井筒」「弱法師」と番外曲「高安」、そして郷土風景〜

  平成22年2月7日(日)
  午後2時開場/午後2時半開演
   於 横浜能舞台 第二舞台
聴講料 1,000円(資料付)定員  50名
講師  今泉 隆裕(桐蔭横浜大学専任講)
    棚橋 利光 (元八尾市歴史民俗資料館館長)
    坂上ひろこ (高安城を探る会)
    生一 知哉 (観世流能楽師)他


■お申し込み・お問合せ
 なにわ文化芸術芸能推進協議会
 TEL:06-6692-3840(担当:山中)
posted by とっきー at 01:42| Comment(0) | TrackBack(2) | とっきーと伝統